稽古場案内

【寄稿】 剣道範士 飯塚 才司
(前 三島剣道連盟 名誉会長)

三島剣連の主稽古道場紹介
三島駅北に広がる「東レ株式会社三島工場」の北側にある武道場「東レ斉進館」(せいしんかん)を東レ(株)のご好意により三島剣連の主稽古場として開放して頂いています。
毎週 月曜、木曜日の2日(pm7:30~pm8:30)が稽古日であり、近隣市も含めて30人ほどが集い稽古しています。
現在は節電のためしばらくの間週1日【木曜日pm7;30~pm8:30】となっています。
この外、月1回、県下の八段(16名)に呼びかけ、八段同士の稽古会(一志会稽古会)を実施しており、これに八段を目指すものを交え受審者講習の場として、稽古を求めて集まる高段受審者講習会として成果を上げてきています。
これには近隣都県からも“求める稽古“に励む剣士が遠路参加するなど、広く門戸を広げています。
稽古日は剣連行事を見て決まります。

東レ斉進館(せいしんかん)道場の紹介
旧 東レ斉進館道場
東レ(株)は柔剣道を社技と位置づけ、繊維の生産だけでなく、社会に貢献する人作りを目指し、各工場に柔剣道場が建設されました。
三島工場も昭和33年工場建設に平行して一早く道場建設が始まり34年5月には完成、その命名は当時の「全日本実業団剣道連盟」の故 矢野一郎会長であり、稲穂の芽が一斉に吹き出す様の如く、皆が等しく伸びていくことを願い「斉進館」と名づけられました。
その際「君子養其源」(君子は其の源を養う)と揮毫された色紙を頂き、今も道場の入口に掲額され来場者に呼びかけています、
昭和34年に完成した「斉進館」は途中建て替えられ、現在は2代目の道場ですが床は当初の道場床を転用し52年の歴史を継続しています。
その間には持田盛二範士、堀口 清範士、中野八十二範士、渡邉敏雄範士、小川政之範士、など著名な大先生方が多数来場し汗を流した由緒ある道場としてその歴史を誇ります。
皆さんも機会がありましたらどうぞお越し下さい。


三島剣道連盟稽古日
毎週 木曜日 午後7時から午後8時まで

稽古場
東レ斉進館道場 【東レ(株)武道場】